製造現場での外国人受け入れ 失敗事例

慢性的な人手不足の解決手段として、外国人スタッフの受け入れを行う製造現場が増えてきています。

しかし実際に受け入れてはみたものの、様々な原因でうまくいかなかった事例も少なからず発生しています。

そこで今回は、製造現場で外国人を受け入れたけど失敗してしまった事例を紹介いたします。

失敗① 給与が高い会社にすぐに移ってしまう

ある企業の事例として、外国人スタッフにいろいろ指導してやっと仕事を覚えた頃に辞めてしまうケースが多発したそうです。

こちらの原因は「給与」にありました。所属している派遣会社の給与に納得しておらず、少しでも給与の高い派遣会社が見つかるとすぐにそちらに移動していたのが原因でした。

サクセススタッフは自己都合による離職率0%

サクセススタッフに所属する外国人スタッフの、2020年度における自己都合による離職率は0%です。

これは公私における手厚いサポートの他にも、入社前に作業内容をしっかりと説明し理解してもらうこと、給与に関しても金額やそれ以外のサポートも含めた内容で納得してもらってから入社となっていますので、入社後に突然やめるというトラブルは発生していません。

失敗② 「大丈夫!」と答えたのに大きなミスを…

外国人スタッフに、日本語で指示を出した際のトラブルも発生しています。

日本語で指示を行った後に「大丈夫?」と尋ねたところ、外国人スタッフは「大丈夫!」と答えたので作業を任せて現場を離れたところ、まったく理解しておらず不良品を大量に作っていた、という事例がありました。

指示者は理解度を確認する目的で「大丈夫?」と尋ねたのですが、外国人スタッフは相づち感覚で「大丈夫!」と返していたのです。

「大丈夫」という言葉は日本語を学ぶ外国人にとって覚えやすい言葉であり、とりあえず「大丈夫」で返しておこうと使われることが多いようです。

このような日本語の詳細なニュアンスのギャップが、製造現場で大きなミスに繋がることもあります。

関連記事「製造現場で外国人を採用する際に気になる日本語問題について

サクセススタッフでは母国語での指示を徹底

サクセススタッフでは、入社初日、また新しい仕事を任せるときなど、どんな日本語堪能な子でも必ず母国語で説明するようにしています。

また、受入企業様側でも、最初はそばについて実際の作業を一人でやらせてみて確認をしていくことを怠らないようにお願いをしています。

失敗③ 家族を理由に勝手に休む/早退する

お国柄の違いや生活習慣の違いによるトラブルとして、「勝手に休む」「いきなり早退する」という困った事例も起きています。

特に「家族を大切にする」「仕事よりも家族を優先する」という考え方が強い国のスタッフもおり、「家族が病気だから」「子どもを病院に連れて行くから」といった家族を理由にしていきなり休む/早退してしまうので、現場の作業が進まなくなるトラブルが起きています。

もちろん家族が重病であれば致し方ないことですが、軽い風邪などで休みが続くと企業側も困ってしまいます。

日本人の考え方に近いベトナム人スタッフが中心

現在サクセススタッフの外国人スタッフの多くはベトナム人です。

ベトナムは比較的日本と考え方が似ており、仕事に取り組む姿勢も真面目で勤勉であるため、こういったトラブルが少ないです

また単身日本にやってきて働いているスタッフが多いため、家族を理由に休むことなども基本ありません。

それでも万が一企業様側とマッチしないスタッフがいれば、指導や入れ替えも含めて対応しております。